西根 彰浩
Nishine Akihiro
ものづくりが
大好きな人の集まり
それが中野製作所
中野製作所はどんな特徴がある会社ですか?
基本的に「ものづくり」が好きな人が多いと思います。それからいい意味で自由がある会社だと思います。
例えば、土曜出勤の日や少し作業時間が空いたりすると、自分の作りたいものや、思いついたものを作っている人が多いです。
加工技術者は、さまざまな図面を見る機会があるので、それぞれの図面の中でおもしろいと思った部分を組み合わせて、新しい製品を実際に作ってみたり…。実は、それが技術の向上にもつながっているように思います。
また、そうやって自由に作ったものが、中野製作所のネットショップ「トイクラフト」で販売されているオリジナル商品の原型だったりするので、自由な雰囲気が技術や商品を生み出す力にもなっているように思います。
現在のお仕事内容を教えてください。
技術者兼営業職です。最初は9割がマシンニングでの加工作業でしたが、徐々に営業の割合が多くなっています。加工の技術を持ちながら、お客様によりよい製品を提案していくという立場で、これが中野製作所の営業スタイルでもあります。
製品の加工作業もそうですが、営業面においても一番大切なのは、図面を見た時に出来上がりの形状をどれだけイメージできるかということです。
特にお客様に製品を提案する時は、まだ形になっていないものを提案するので、頭の中で製品が具現化できていないと、加工条件などを提案することができません。
営業を始めた頃は、毎日新しい図面がくるので具現化が大変でしたが、今は少しずつ慣れてきて、逆に自分の提案が受注につながった時などはやりがいを感じます。
今までの仕事で一番印象に残っているのは?
尼崎城前に設置されている郵便ポスト「尼崎城シャチホコポスト 銀鯱(ぎんしゃち)」に載せられているシャチホコを作ったことです。
製作には1ヶ月ぐらいかかり長丁場だったので、製作中は「長いな〜、面倒くさいな〜」と思いながら作っていましたけど(笑)。
樹脂製品のほとんどは機械の部品なので、作って納品しても機械の中に埋め込まれ、目に見えるわけではありません。そういう意味で考えると、作ったものが目に見えて残っている貴重な仕事だったなと思います。
何より「このシャチホコはお父さんが作った!」というと、子どもたちがとても喜んでくれるので、父親としての威厳も保てますね(笑)。
これから新たにチャレンジしたいことはありますか?
図面ごとに製品加工を担当した人と、作業にどれだけ時間がかかったかを記録している指示書があるのですが、それをデータ化して、統計を取って分析できたらと思っています。
そうすると、担当者ごとに苦手な作業が分かり、適材適所の仕事配分にも活かせますし、逆にスキルアップしなければならない作業の洗い出しにもなると思います。
会社全体のスキルアップのためにも、ぜひ取り組みたいです。
西根さんの1日のスケジュール
8:30 | 出社 |
8:50 | ミーティング(本日の出荷製品、スケジュールなどの確認) |
9:00〜12:00 | 営業業務(図面手配、全体のプロデュースなど) |
12:00〜13:00 | お昼休憩 |
13:00〜15:00 | 営業業務(図面手配、全体のプロデュースなど) |
15:00〜19:00 | マシニングによる製品加工作業 |
19:00 | 退社 |