お知らせ

高校生との新商品開発で校内発表会に参加<尼崎双星高>

尼崎双星高校の生徒と行う「新商品開発プロジェクト」とは

尼崎市立尼崎双星高等学校商業学科の生徒さんたちと、9月から始めた「新商品開発プロジェクト」。株式会社エアグラウンドさんが同校で「課題研究」の授業の一環として行う、「ものづくり企業の技術と材料を活かして新商品を開発する」というプロジェクトに、弊社が協力企業として参加しています。

11月30日(水)に同校へ招かれ、校内で行われた「中間発表会」で高校生によるプレゼンテーションを見てきました。

尼崎市立尼崎双星高等学校

高校の授業へ社員が参加

初めに行われた9月の授業では、社長ほかスタッフが学校を訪れ、弊社の事業やこれまでに開発した商品について紹介。その後、高校生が新商品の案を考えてアイデアスケッチを描き、弊社が検討して商品を試作するという流れで進みました。

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高校生が考えた新商品は「スマホグリップ」

弊社の製品や技術を知った高校生たちは、ファスナーの引手に付けるアイテム「ToyChuck®」(トイチャック)を新商品の題材に選びました。「ToyChuck®」はファスナーの引手に土台となる「ベース」を取り付け、飾りの部分である「トップ」を上からはめて使う付け替え可能な製品です。

「ToyChuck®」商品の一例

ToyChuck®-トイプードル-

高校生が「目玉商品の『ToyChuck®』を使ったものを作りたい」と考案した商品とは……

「スマホグリップ」です!

スマホケースへ「ベース」を接着させ、自分の好きな絵を描いた「トップ」をその日の気分に合わせて付け替えられるスマホグリップを開発。3Dモデリングの技術を活用し、動物の顔の絵から立体的な型を起こしました。

中間発表会での発表

中間発表会では、同校商業学科3年の生徒さんが一同に会し、6つの班がそれぞれ取り組んでいるプロジェクトについて発表。これまでに社長をはじめ社員が何度か授業に参加し、どんな商品がいいかアイデアを出す高校生へアドバイスをしたり、試作品を持って行って一緒に考えたりと相談や試作を重ねてきたので、どんなプレゼンテーションになるのかとても楽しみでした。

高校生たちは、まず最初に弊社と事業について紹介し、商品紹介のテーマや開発経緯、スマホグリップの試作品などについてスライドで写真を見せながら説明していきました。「これから色や高さを変えて、完成に近づけていきます!」と力強く発表を締めくくりました。

発表を聞いた社員の感想と今後の課題

発表を聞いた社員の感想です。

「商品アイデア・デザイン・3Dモデリング等、自身で作製したすごさをしっかりアピールできていたのでよかったです。伝えていたつもりでしたが製造工程や機械の名称などを間違えていたので、そこが少し残念でした。機械・制作方法など自社のことをもっとわかりやすく伝えないといけないとこちらも勉強になりました」

また、「製品の改良・デザインなどいろいろありますが、製造方法や工作機械の特徴をもっと理解していくとさらに良いものができると思うので、そこをこれから一緒にやっていきたいと思います」と今後の課題を挙げました。

商品開発は試作まで進んでいるので、あと一歩のところまできています。今後の展開についてもお知らせしていきます。

まとめ

尼崎市立尼崎双星高等学校商業学科の生徒さんたちと始めた新商品の開発プロジェクトで、校内の「中間発表会」が11月に催されました。高校生たちは、「ToyChuck®」(トイチャック)を活用したスマホグリップを考案。弊社の技術を用いた開発経緯や進行状況について、スライドを交えながら発表しました。飾りとなる「トップ」の製作へ進んでおり、開発はあと一歩のところまできています。